財団法人無外流「剣心会]
と「新選組」

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無外流の紹介

無外流居合兵道と無外流の特色

無外流居合兵道の流祖「辻月丹資茂(つじげったんすけもり)は1648年近江に生まれ13歳にして山口卜真斎に山口流剣術を知り26歳、江戸で自鏡流(じきょうりゅう)居合を学び同時に石譚禅師に師事し、20年間禅学を学び46歳にして悟りを開く。禅師の教え「一法実無外」から流名を無外流居合兵道と命名したのである。
無外流居合兵道の一の太刀は「後の先」を本義とし二の太刀は「素早く斬る」ことにあり理の修行と事の修行で生涯武道…「活人剣」を神髄とする

居合とは「出会いがしらの一瞬、
        一撃で勝負を決する剣」です


平成六年警察博物館で開かれた「警察のはじまり、特別展」が開かれました。その祭、初代大警視(警視総監)、「日本警察の父」川路利良と、その部下斎藤一について、警視庁広報課で元警視庁剣道助教西尾俊勝さんが調べた警視庁に残る記録によれば、斎藤一は無外流であったということです
     
新選組三番隊組長斎藤一無外流の大先輩であったとすれば、いかにも、と思われる歴史上のシーンがいくつもあるでしょう。その斎藤一を居合の使い手として描かれた小説があります。その一つ、文豪浅田次郎先生のその名作「一刀斎夢録」の中では、居合を「出会いがしらの一撃で勝負を決する剣」と表現されています。剣を抜いて「さぁ来い!」と構える立ち合いと違い、刀は鞘のうちにあります。ここから抜き打ちで斬れるのが居合というのですから、普段稽古する形のままに実際に斬れなければなりません。
一般財団無外流に加盟する無外流明思派の特色「斬れる居合」は実際に形、それも抜き打ちで斬れなければ意味がないという、ここからきています。